top of page
だから嫌いなあんたでいてくれよ。

クトゥルフ神話TRPG第6版

だから嫌いなあんたでいてくれよ。

……あんたのこと、大っ嫌いだ

頒布場所

権利表記
本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」
あらすじ

 PCはほんの些細な出来事から、あるいは譲れない理由から、KPCと喧嘩をしてしまう。いつになく怒ったKPCは、貴方の前から姿を消す。
 次の日、貴方はKPCと再会したかと思えば、激しい敵意と怒りを向けられていた。

「全部ぜんぶ、あんたが悪いんだ」
「あんたのせいで俺は、あぁ」
「そう。誰よりも、俺よりも、あんただけは」

 KPCは二の句を継ごうとして口は言葉を形づくるが、思うような言葉が出ない。それから頭を掻き毟ってひとつ、強く言い放った。

「……あんたのこと、大っ嫌いだ」

シナリオ概要

対応  :クトゥルフ神話TRPG第6版
想定時間:短編 ボイセで2~3時間(RP次第)
人数  :1PL KPCとのタイマン
舞台  :現代日本 街の中
傾向  :シティ(探索より逃走メイン) KPCと派手に喧嘩をしながら走り回る 新規継続不問
ロスト率:低
後遺症 :KPCに可能性あり(期間限定)

〔推奨技能〕
 回避、目星


| プレイにあたって |

 日常シーンから導入が始まり、PCとKPCは確定でなんらかの喧嘩をする。KPとPLは、探索者たちがどんな喧嘩をするのかあらかじめ決めておいてもよい。
 シナリオ全体はエモーショナルな雰囲気で、「感情」「関係性」「逃走」がメイン要素である。描写シーンが多く含まれており、PCはほとんどのシーンで逃走を強いられるので探索要素はそれほどない。会話によるRPやキャラ同士の関係性を楽しめるKP・PLに向いているシナリオだ。

〈 探索者の傾向 〉
 基本的にどんな探索者でも参加できるが、「スムーズに進行したい」「シナリオ内容とよりマッチしたキャラを選びたい」なら以下のガイドラインに沿って決定してもよい。

■向いているPCの傾向
・怒りを向けられたら逃げることができる(逃げないと始まらないシナリオなので)
・理不尽な目に遭うのが似合う
・でっかい感情を向けられがち

■向いているKPCの傾向
・PCに対して怒ることができる
・感情的になったり、激情のまま動いてしまうことがある(感情が凪いでいるキャラは導入に工夫が必要かもしれない)
・でっかい感情を向けがち

■想定する関係性
・特になし。友人でも知人でもバディでも恋人でもお好きなものでどうぞ。
・確定でKPCからPCへ暴力がふるわれる。PCからKPCへの暴力は任意。


| 注意事項 |

 本編の大部分はPCとKPCの追いかけっこで進行する。逃走処理と会話のRPが中心になるので、クラシックなシナリオを求めているKP・PLには向いていない。
 そのほか、苦手な要素があればKPとPLで事前に確認することを推奨。

〈 本編に含まれる要素 〉
■神話生物や呪文の独自解釈
■怒りの感情に関する内容およびRP
■どんな関係でもKPCにPCが怒られる(内容は自由に設定できる)
■KPCに攻撃される展開、および怪我(流血描写)の可能性
■特殊な逃走ルール
■長めの描写テキスト
■死や自殺に関する要素

bottom of page